院長紹介

院長あいさつ

はじめまして。院長の佐々木博之と申します。開業の経緯や当院の特色など、少しご紹介させて頂こうと思います。

私は当クリニックを開業するまで、熊本大学病院 神経精神科の特任助教として働いておりました。この役職はいわゆる“大学病院の教官”です。そして、その役職とは別に、“熊本県発達障がい医療センター長”の役職も兼任していました。メインはその2つだったのですが、その合間に、希望ヶ丘病院、平成病院、熊本労災病院において一般の外来診療もしていました。こうやって文字に起こしてみると、多種多様なことに関わっていたことを改めて実感します。実は、このようにさまざまな役職を兼務する中で「こうすればもっと診療の精度が向上するのでは?」、「こうすればもっと患者さんの満足度が上がるのでは?」と思うことがたくさんありました。しかし、上記の役職は全て“雇われの身”なので、そういったアイデアがあってもすぐには実践できないのです。わかっているのにできないというのはとても歯痒いものです。今回の開業の理由の一つはここにあります。

さて、こうして開業の準備に取り掛かったわけですが、開業すればそれだけで理想的な医療ができるわけではありません。医療はチームワークです。医師だけでは成り立たず、心理士や精神保健福祉士(MHSW)などの専門スタッフも欠かせません。しかも、“レベルの高い医療”を実現するためには、ただのスタッフではなく“熟練度の高いスタッフ”が必要です。ありがたいことに当クリニックには、長年一緒に児童思春期外来を切り盛りしてきた心理士、熊本県発達障がい医療センターのコーディネーターを勤め上げたMHSWなど、いわゆる“右腕左腕たち”が集結してくれました。

さらに、車で5分圏内のところに希望ヶ丘病院があります。この病院は私が精神科医になりたての頃から、かれこれ15年以上、週1日勤務している病院なのですが、熊本県で2つしかない、“院内に学校を備えた児童思春期病棟”を有している病院でもあります。この病院の院長先生と連携し、入院が必要な場合、集団認知行動療法が必要な場合などはタッグを組むことになっているので、そのような患者さんにとっても安心です。

以上のように、開業の条件と思っていたピース全てが揃った今、あとはこれまでに培ったノウハウを実践していくだけになりました。それらが来院される患者さんやそのご家族にとって有意義なものであれば幸いです。

経歴

平成20年 熊本大学医学部医学科卒業
平成22年 熊本大学病院 神経精神科
平成23年 熊本医療センター
平成24年 東京都立小児総合医療センター
東京大学医学部附属病院 こころの発達診療部
平成25年 熊本県立こころの医療センター
平成27年 熊本大学病院 神経精神科 医員
平成30年 熊本大学病院 神経精神科 特任助教
平成31年 熊本県発達障がい医療センター長 兼務
令和7年10月 佐々木メンタルクリニック 開業

 

資格

  • 医学博士
  • 精神保健指定医
  • 日本精神神経学会専門医・指導医
  • 日本児童青年精神医学会認定医
  • 子どものこころ専門医

著書・論文

著書

論文

和文
  • 佐々木,他 : 繰り返す交通事故に対してADHDの治療が効果を認めた高齢者の1例.精神科治療学, 30(12) ; 1649-1655, 2015.
  • 佐々木,他:認知症とLate-onset ADHDの関連性について.精神科治療学, 32(12);1611-1617,2017.
  • 佐々木,他:児童・思春期の大うつ病性障害の症状軽減時期把握のための研究.精神科治療学,33;761-767,2018
英文
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